このコースのここがお勧め👌
・日本百名山&伊豆半島最高峰に登る4時間の周回コース🔁!
・アセビのトンネル🌳!
・万三郎岳山頂域のブナの巨樹林🌳!
コース概要
天城高原ゴルフ場P~(0:15)~万二郎登山口~(0:50)~万二郎岳(1,299m)~(1:10)~万三郎岳(1,406m)~(0:45)~涸沢分岐~(0:50)~万二郎登山口~(0:15)~天城高原ゴルフ場P
距離
8km
累積標高差⇅
登り:668m 下り:668m
コースタイム⏱
速め:2:30 やや速め:3:15 標準:4:05
行程(取材時)
日帰り
危険度⚠
★★☆☆☆(ところどころに岩場あり)
交通アクセス(取材時)
マイカー🚙
※伊東駅~天城高原バス停までシャトルバス(¥1,000)が出ている🚌
備考
・四季を通じて楽しめるが景色を期待するなら秋がお勧め(冬は積雪する)
・ワンウェイになるが天城峠までの縦走も可能だ
お役立ちリンク
・天城東急リゾートシャトルバス時刻表
・日帰り温泉 高原の湯
・静岡県道路公社 伊豆スカイライン
伊豆半島の骨格を成す天城連山は標高1,000~1,400mの山々から成り、最高峰は万三郎岳(1,406m)だ。
この山域はいかにも温暖な伊豆らしいアセビ、ヒメシャラなどの照葉樹が繁茂する一方、万三郎岳山頂付近は見事なまでのブナ林が展開され、さながら亜熱帯地域に来たのか、豪雪地帯に来たのかよく分からなくなるような植生が混在しているのが実に面白い🌳。
今回はそんな天城連山最高峰万三郎岳(1,406m)に登る最もポピュラーなルート、天城高原ゴルフ場を起点とした周回コースを紹介する⛳。
まずは前衛峰の万二郎岳(1,299m)へ
天城高原ゴルフ場は標高約1,050mの高所に位置するゴルフ場で、天城山登山口はこのゴルフ場の入り口付近に位置している。
入口を左折すると立派な登山者用駐車場があり、公衆トイレも完備されている🚻。



準備を済ませたら早速行動を開始しよう!
始めのうちは岩がゴロゴロした平坦な登山道を進んでいくが、この辺りは右手が植林された暗い杉林で左手が照葉樹の明るい森になっている🌳🌲


15分ほど進むと万二郎岳登山口という分岐点が現れ、ここを過ぎるといよいよ本格的な登りが始まる。

登山道には苔むした巨岩が点在し、意外にも湿潤気候のようだが、やはり屋久島のように、太平洋からの湿った空気が天城連山で一気に冷やされ、年間を通じて雨が多いのだろう。


分岐点を過ぎ、50分ほど登ると万二郎岳(1,299m)に到着する。
山頂からは南側の展望が開け、遥かの眼下に海岸線がよく見える🚢。




アセビのトンネルを抜けブナの巨樹茂る万三郎岳(1,406m)へ
万二郎岳から万三郎岳までは2.1km。
足場の悪い岩場を一度大きく下るが、ここから万三郎岳の雄姿が馬の背越しによく見える。




万二郎岳から一度下って登り返すこと30分あまりで馬の背と呼ばれるポイントに出る。
振り返れば先ほど登った万二郎岳がずんぐりと聳える。


そして、馬の背のピークを登り切ると、いよいよお待ちかねのアセビのトンネルが始まる🌳。



アセビのトンネルを過ぎ、石楠立(はなだて)と呼ばれる鞍部を通過すると次第にブナが出現し始める🌳。


このあたりから再び急な登りが始まるようになり、ぐんぐん高度を稼ぐようになってくる。
それに合わせて周りには更にブナが増えてきて、巨樹も目立つようになってくる🌳。

とは言いつつ、石楠立を通過して15分も登れば次第に傾斜は緩くなり、万三郎岳山頂に着く。
万三郎岳山頂は残念ながらあまり展望に恵まれていないが、少し進んだところに開けた場所があり、北側がよく見える。



美しいブナ林のプロムナードを経て天城高原ゴルフ場へ(余裕があればヘビブナに会いにいこう🌳)
万三郎岳を後にしたら、涸沢分岐を経て、天城高原ゴルフ場にすんなり下るのもいいが、時間と体力に余裕があったら是非ヘビブナに会いに行って頂きたい🌳。
ヘビブナへ行くには、万三郎岳を発ち、涸沢分岐方面に下る分岐点を見送り、そのまま縦走路を八丁池方面へ30分ほど進まなければならない。

つまり往復1時間ほどの寄り道にはなるが、ヘビブナ問わず、この辺りのブナ林は本当に美しく、それはまさにブナのプロムナードと言っても良いくらい。
春の新緑、秋の紅葉と四季を通じてブナの美しさを楽しめる絶好のエリアだ。




小岳(1,360m)を越え、2,3分進むとようやくヘビブナを示す道標が現れる。
ヘビブナは縦走路から100mほど北側に外れたところにある。
一度見たら決して忘れられないその容姿を是非見ていこう🌳!


ヘビブナを見たら元来た道を戻ろう。
下山道は涸沢分岐へと下る分岐点を北方向に下っていくのだが、急斜面に付けられた気の階段がまた歩きにくい💦。
慎重に下っていこう💦。


とは言っても、30分ほど下れば歩きにくい急斜面も終わり、トラバース状の登山道となる。
そして、涸沢分岐を過ぎればあとはひたすらトラバース状の登山道をわずかなアップダウンを繰り返しながらひた進むのみだ。
ところどころ歩きにくい巨岩が点在する沢をへつる箇所もあるが、基本的には歩き安い登山道で、奥深い森の雰囲気に満ちている。
景色を満喫しながら歩を進めよう。





涸沢分岐から50分ほど下ると、登山道脇の植生が徐々に鬱蒼とした杉林に変わってくる🌲。

そして、涸沢分岐から50分ほど下山すると、登る際に通った万二郎登山口(分岐点)にぶつかり、ここでようやく今回の周回コースが完了する🔁。
あとは駐車場まで(15分)戻るのみ。

分岐点を過ぎ、15分ほど歩くと登山口が見え、駐車場に戻ってくる🚙。

下山後の温泉♨
温泉地としても有名な伊豆半島には日帰り入浴施設も沢山ある!
今回は登山口に比較的近く、伊豆に来たからにはやっぱり海の近くの温泉がいいという声に応えるべく、👇の日帰り温泉を紹介しよう♨
湯はもちろん源泉掛け流しで、夜遅くまでやっているのがありがたい✨!
温泉施設画像出典:立ち寄り温泉 高原の湯HP
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